連休が終わる前になると、
こんな声をよく耳にします。
「休んだはずなのに、気持ちが切り替わらない」
「生活リズムが乱れて、頭がぼんやりする」
「仕事モードに戻れる気がしない」
それは、気合や意志の問題ではありません。
脳のリズムがずれているだけなのです。
■ 「ぼーっとする大会」が話題になる理由
最近話題になった
TOKYOぼーっとする大会。
何もしない。
考えない。
成果も評価もない。
一見すると、不思議なイベントですが、
実はこれ、今の社会が必要としている
脳の回復法そのものです。
常に
-
何かを考え
-
判断し
-
反応し
-
効率を求められる
そんな日常から、
脳をいったん解放する時間。
世界的にも
「ぼーっとする力」
「何もしない時間の価値」が
見直され始めています。
■ ぼーっとしている時、脳では何が起きているのか
第1回でお伝えした
デフォルトモードネットワーク(DMN) は、
-
意識的な作業をしていない時
-
外部刺激が少ない時
に自然と働き始めます。
この回路が活性化すると、
脳の中では
-
情報の整理
-
感情のクールダウン
-
自律神経の調整
-
次の行動への準備
が静かに進みます。
つまり、
ぼーっとすることは
怠けることではなく、整えることなのです。
■ 休み明けに起こる「脳の時差ボケ」
連休中は、
-
寝る時間
-
起きる時間
-
食事のタイミング
-
スマホを見る時間
が自然とズレやすくなります。
その結果、
体内リズムと脳の働きにズレが生じ、
まるで時差ボケのような状態になります。
この時、無理に
「やる気を出そう」
「早く切り替えよう」
とすると、
脳はさらに疲れてしまいます。
必要なのは、
いきなりオンにすることではなく、
いったん整えることです。
■ 時差ボケ状態の脳を整える、やさしい習慣
休み明け前後におすすめなのは、
脳を静かにリセットする時間をつくること。
ポイントは3つです。
-
光を感じる
朝、自然光を目に入れる -
呼吸をゆっくり感じる
深くしようとしなくてOK -
体の感覚に戻る
足の裏、下腹、背中の感覚を感じる
これだけで、
脳と体のリズムは少しずつそろっていきます。
■ 「がんばらない調整」が、仕事モードへの近道
休み明けに必要なのは、
アクセルではなく、ブレーキです。
脳が落ち着くことで、
自然と集中力や判断力は戻ってきます。
ぼーっとする時間は、
次に動くための準備時間。
それを飛ばしてしまうと、
脳はいつまでも空回りします。
■ ヨガ・呼吸瞑想が、ぼーっとを助ける理由
ヨガや呼吸瞑想の時間は、
「何かを考えなくていい」
「評価されない」
「うまくやらなくていい」
という環境をつくります。
それは、
現代ではとても貴重な
DMNが働きやすい状態です。
頭を休ませ、
体から脳を整える。
その積み重ねが、
仕事も日常もラクにしていきます。
■ まとめ
ぼーっとすることは、
サボりではありません。
それは、
脳を本来のリズムに戻す行為です。
休み明けの違和感を感じたら、
まずは「何もしない時間」を
自分に許してあげてください。
そこから、
自然に次の一歩が生まれます。
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