「不幸なわけじゃない」
「大きな不満もない」
それなのに、
以前のように素直に嬉しかったり、幸せだと感じる瞬間が減っている——。
そんな感覚に、心当たりはありませんか?
それは、あなたの心が冷たくなったわけでも、
感受性がなくなったわけでもありません。
実はその正体は、脳と神経の疲れかもしれないのです。
幸せは「増やす」ものではなく、「感じ取る力」
私たちはつい、
「もっと楽しいことをしなきゃ」
「幸せになるために、何かを変えなきゃ」
と思いがちです。
でも、幸せは本来
外から足していくものではありません。
私たちの脳には、
安心・喜び・満足感をキャッチする働きがあります。
ここではそれを、わかりやすく
“感情センサー”と呼びます。
この感情センサーが元気なとき、
何気ない日常の中でも
「ほっとする」「嬉しい」「心地いい」と感じられます。
逆に、センサーが鈍ってしまうと
良い出来事が起きても、
心が反応しにくくなってしまうのです。
なぜ30代・40代になると鈍りやすいのか
30代・40代は、
仕事、家庭、人間関係、将来の不安など、
常に頭をフル回転させている時期です。
・スマホや情報に囲まれた生活
・考え続ける毎日
・「ちゃんとしなきゃ」が口ぐせになる日々
こうした状態が続くと、
脳は自然と
「問題を探すモード」「緊張モード」になります。
脳は本来、生き延びるために
危険や課題を優先して察知する性質があります。
忙しい状態が続くほど、
「感じる」より「考える」働きが強くなり、
感情センサーは後回しにされてしまうのです。
感情センサーが鈍っているときのサイン
次のような感覚はありませんか?
・楽しいはずの予定でも、心が動かない
・休んでも満たされた感じがしない
・嬉しい出来事があっても、すぐ元に戻る
・頭の中がいつも忙しい
・理由はないのに、気持ちが乾いている
ひとつでも当てはまるなら、
それは「不調」ではなく
回復が必要なサインです。
幸せを感じにくいのは、心が弱いからではありません
とても大切なことなので、はっきりお伝えします。
幸せを感じにくいのは、
あなたの心が弱いからでも、
努力が足りないからでもありません。
ただ、
感情センサーが疲れているだけなのです。
必要なのは
前向きになることでも、
ポジティブ思考でもなく、
脳と神経を「安心できる状態」に戻してあげること。
なぜ呼吸や瞑想が、感情センサーを目覚めさせるのか
呼吸が浅く、体が緊張しているとき、
脳はずっと「戦闘モード」にいます。
ゆっくりと呼吸が深まると、
自律神経が整い、
脳の緊張が静かにほどけていきます。
すると、
・考え続ける脳から
・感じる脳へ
少しずつスイッチが切り替わっていきます。
瞑想や呼吸は、
感情を無理に変えようとするものではありません。
感じる余白を取り戻す時間なのです。
今日できる、感情センサーを目覚めさせる1分習慣
もし今、何も感じなくても大丈夫です。
1分だけ、
・胸やお腹に手を当てて
・吸うよりも「吐く」呼吸を意識し
・心の中で「今、ここにいる」とつぶやいてみてください。
何か特別な感覚がなくてもOK。
ただ、戻してあげるだけでいいのです。
幸せは、追いかけなくていい
幸せを感じられなくなったのは、
人生が間違っているサインではありません。
忙しさの中で、
少しだけ「感じる力」を置き去りにしただけ。
感情センサーが休息を取り戻すと、
幸せは、静かに戻ってきます。
もし一人では難しいと感じたら、
体と呼吸から整える時間を、
誰かと一緒に体験してみるのも一つの方法です。
幸せは、増やすものではなく
思い出すものなのかもしれません。
よい1日を🍀

