がんばり続けた体と脳を、やさしくほどくために
「なんだかずっと疲れている」
「力を抜こうとしても、抜けない」
「休んでいるはずなのに、回復した感じがしない」
そんな感覚を抱えたまま、
毎日を過ごしている方はとても多いです。
このシリーズでは、
その原因を「気合」や「性格」の問題としてではなく、
体と脳の自然な反応として見つめてきました。
緊張は、あなたを守るための働き
緊張というと、
「悪いもの」
「早く手放すべきもの」
と思われがちです。
でも本来、緊張は
危険から身を守り、
集中力を高めるための
とても大切な機能です。
ただし、それが
長く続きすぎたとき
体と心は回復の仕方を忘れてしまいます。
シリーズで見てきた4つの視点
第1回|体が硬いのは、意志の問題ではない
体の硬さは、
ストレッチ不足ではなく
脳と神経の緊張の表れ。
腸と脳のつながりを通して、
「安心できない状態」が
体のこわばりとして現れることを見てきました。
第2回|無意識に力が抜けない理由
「リラックスしているつもり」でも、
自律神経は
まだ緊張モードのまま、ということがあります。
自分では気づきにくい
無意識の力みが、
疲労を長引かせていることを確認しました。
第3回|呼吸は、緊張を映す鏡
呼吸が浅いのは、
呼吸法が足りないからではありません。
体が「守りの状態」にあるとき、
呼吸は自然と浅くなります。
空気は入っているのに、
満たされない。
その感覚こそが、
緊張が続いているサインでした。
第4回|緊張がほどけると、眠りが変わる
眠れない原因は、
夜ではなく
日中にため込んだ緊張。
安心して力を抜けるとき、
呼吸・内臓・神経が回復モードに入り、
眠りは自然と深くなっていきます。
共通して伝えたかったこと
このシリーズで一貫してお伝えしてきたのは、
**「変えようとしなくていい」**ということ。
・がんばらなくていい
・正そうとしなくていい
・無理にゆるめなくていい
まずは
「今、どうなっているか」に
気づくこと。
それだけで、
体と脳は少しずつ
元のリズムを思い出していきます。
整えるとは、「戻る」こと
整えることは、
新しい自分になることではありません。
本来の、
無理のない状態に
戻っていくこと。
呼吸が深まり、
体がゆるみ、
眠りが変わる。
それはすべて、
あなたの中に
すでに備わっている力です。
この先にあるもの
もしこのシリーズを読みながら、
-
体の感覚をもう少し取り戻したい
-
頭の忙しさを静めたい
-
呼吸を、安心できるものに戻したい
そう感じたなら、
それはもう
整えが始まっているサイン。
体を動かし、
呼吸を感じ、
静かな時間を持つことは、
緊張を手放すための
とても自然な入り口です。
最後に
緊張してきた時間が長いほど、
ほどけるには
少し時間がかかることもあります。
でも、
急ぐ必要はありません。
やさしく、少しずつ。
あなたのペースで。
このシリーズが、
その最初の一歩になれたなら
とても嬉しく思います🌿

